さてまた前回の続き。
増坪分が高いのではないかと、詰め寄りますと
「いや・・・でもにぃさん宅は準防火地域ですから・・・」と予想通りの答えが。
私はそこで満を持して
以前、T工から注文建築で見積を頂いており、T工の建物価格や坪単価は
知っている、
そしてなんと偶然にも、今回の建物代金と総建築費が数万しか変わらなかった。
そしてそこにはちゃーんと、準防火地域分の+部分も明記されており
それを鑑みても、50万は高いと思うと言いました。
するとようやく、K不動産は
「まぁ50万には売主様の利益も入っていますから・・・」と想像通りの答えが。
やっぱりね。クソが・・・
「しかしですね、50万というのは良心的な価格であり、売主さんも増坪分で
稼ごうとは思っていないのです。もし、思っていたら、どんどん増坪してください、と
言ってくるでしょう?でも、言わなかったじゃないですか」
とK不動産のW氏。
しらねぇよ、稼ごうと思ってないなら、一銭たりとも利ざや乗せるなよ・・・
と内心思いましたが、黙っていました。
そしたらW氏はとうとう、ずーーーっと私が一番聞きたくなかった言葉を口にしました。
「まぁ、建築条件付土地といいましても
建 売 と 変 わ り ま せ ん か ら 。」
あーあーきこえなーい
と耳を塞ぎたくなる、このセリフ。
大体、そもそもそれは売主と不動産側の理屈であり、フリープランを目的として
購入し、何千万も今後支払いを続けていく買主からしてみれば
裏切りにも近い言葉だと思うのは私の心が狭いからでしょうか。
「そもそも、今回の土地は、売主さんは建売で考えていらっしゃるところに
結構無理を言って、建築条件付という形で購入させてもらったという
経緯がございますので、何卒御容赦いただきたいと思います。」
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
しらねええええええええええええよ!!!!!!
金を払うのはこっちだろうが!!!!!売主の顔色ばっかり見てんじゃねえええええ!!!!
と内心また思いましたが、黙っていました。
K不動産が来る前に、このあたりのことはゴウくんと何度か話し合っていました。
今回の早い建築工事請負契約締結の事、明らかに高い増坪分の事。
「じゃあさ、にぃは、今回の事が事前にわかってたら、
今の土地は契約しなかったの?」
とゴウくん。
「そりゃあ、納得するまで話し合って・・・」
「それでも、向こうが折れなかったら、白紙にしたの?」
「・・・・・・・・・・・・。」
「出来ないでしょ?にぃは、この土地をすごく気に入ってるんでしょ?
だったらさ、もうぐだぐだ言わないで、お互い気持ちよく施工してもらおうよ。
俺は、3ヶ月も猶予はいらないと前から思ってるよ。
そもそも3ヶ月も話し合ってたら3月末竣工に間に合わないよ。
にぃは3月末に引っ越したいんだよね?
それに俺が図面書けるんだから、そんなに打ち合わせも必要ない。」
・・・・・・・・・・・。
あと、自分はそういう契約ごとに関しては疎いので、おかしい、と思ったことや
建築条件付土地について気をつけなければならないこととかあったら
ちゃんと言ってほしかった、と言われました。
「確かに、今回の銀行のからみは怪しいけど、このあたりは突っ込まないでおこう。
もしくは、あえてこっちは売主側の要望だと知っているけど、まぁ貸しね、って
しておくか、どっちかだね。」
「それにしても、不動産屋、売主の顔色ばっかり見ててむかつくわ。
70万近くもこっちは手数料払ってんのに。」
というと
「だって、売主でしょ」
とゴウくん。「売ってくれなきゃ買えないし」
・・・・・・・・・・・・・。
そういうもんなの?
とりあえず、増坪分に関しては、やるということで。
あと、とりあえずこの短い建築工事請負契約の間に
こっちが望む事をどんどん挙げていって、とにかく見積を出してもらおう、と
なりました。